レシピ動画から英語を学ぶ方法

たくさんの作り置きしたおかず

レシピ選びで英語学習の効果が変わる

英語のレシピ動画を使って学習するとき、最初に大切なのは「どんな動画を選ぶか」という点です。
はじめから料理専門チャンネルを追いかけようとすると、プロの用語やスピード感に圧倒されてしまうこともあります。

最初は、家庭料理やスイーツづくりなど、日常的なテーマのチャンネルから始めるのがコツですよ。

英語学習に向いている動画の特徴は、話すスピードが落ち着いていて、映像で手順がわかりやすいことです。

例えば「How to make pancakes(パンケーキの作り方)」や「Easy pasta recipe(簡単パスタのレシピ)」といったタイトルの動画なら、料理の動きと英語の表現が結びつきやすいです。

「mix」「pour」「cut」など、料理の動作を表す基本動詞が自然と覚えられるのも魅力ですね。

動画によっては字幕をオンにすることができます。最初は英語字幕、慣れてきたら字幕なしで聞いてみましょう。
同じ動画を何度も見るうちに、耳が自然と英語のリズムを覚えていきますよ。

料理の手順から表現を学ぶコツ

レシピ動画の良いところは、英語を文脈の中で学べることです。
料理の手順は順序が明確なので、「First,」「Next,」「Finally,」といった流れを示す表現を体で覚えることができます。
日常会話やプレゼンテーションでもよく使われる便利な言葉ですよね。

また、材料の説明では形容詞の学びにもつながります。
たとえば「chopped onion(刻んだ玉ねぎ)」「fresh basil(新鮮なバジル)」など、名詞の前に置かれる単語でイメージがぐっと具体的になります。

文法の教科書で学ぶよりも、実際に使われている場面を見ることで、記憶に残りやすいのがポイントです。

動画内のフレーズを声に出してまねるのもおすすめです。
料理をしながら「Add salt(塩を加える)」「Stir well(よく混ぜる)」と口に出すだけでも、発音とリズムが自然に身につきます。

おすすめの英語レシピ動画チャンネル

学習に向いているチャンネルをいくつか紹介します。
「Tasty」や「Food Network」などの人気チャンネルは動画の質が高く、英語字幕にも対応しています。
ナレーションが明瞭でテンポも一定なので、初心者でも聞き取りやすいですよ。

もう少しナチュラルな英語に触れたい方は、「Jamie Oliver」や「Donal Skehan」といったシェフ系のチャンネルがおすすめです。
彼らの動画は会話調で進むので、英語のリズムやイントネーションをつかみやすいです。

また、文化的な表現やジョークも出てくるので、自然な英語に慣れるトレーニングにもなります。

ただし、上級者向けのチャンネルでは早口だったり、スラングが混ざることもあるので、最初は一部の動画から試してみるといいですね。
自分が興味を持てるジャンルを選ぶことが、継続のカギです。
「好きだから続けられる」――これが動画学習の一番の強みだと思いますよ。