衰え知らずの人気
英検の試験を受けたことがあるという方は多いかもしれません。
最近ではTOEICやTOEFLの勢いに押されがちに見えますが、未だに英検は人気が高い試験の一つです。
高校生で二級まで取ってしまう方もいますが、普通はだいたい三級程度で終わってしまうのではないでしょうか。
そこで、ここでは英検の準二級から一級までの勉強法についてご紹介します。
英検にチャレンジする上でもっとも重要となるのは「英検に特化した学習を進める」ということになります。
つまり、実践的な英語学習を進めるのではなく英検で高得点を狙うための学習、ということです。
英検の試験に出題される問題は日常英会話で使うような表現ではなかったり、ネイティブでも分からない問題もあります。
日本人が漢字検定の一級を試験するのと同じ感覚だと考えれば分かりやすいでしょうか。
また、英検の一級を取得していても英語がまったく喋れない方もたくさんいます。
あくまで英検という資格を取得するための勉強、と割り切ることがまずは重要と言えるでしょう。
豊富なボキャブラリー
英検でも英単語問題はたくさん出題されます。
いかに数多くの単語を知っているか、ボキャブラリーがあるかが重要となります。
TOEICの場合だとビジネス英単語がたくさん出題されますが、英検の場合はあまりビジネス英語は出題されません。
そのため、英検用に特化した単語帳を使って学習することがもっとも合格への近道となるのではないでしょうか。
現在では英検攻略のための単語帳もたくさん販売されていますし、それぞれの級に応じたものもあります。
こうした教材を使って効率良く学習を進めていきましょう。
問題集や教材は出題頻度の高いものを厳選しているため効率的です。
長文の語句をマスターしよう
長文の語句空所補充問題が苦手、という方は少なくありません。
あまりにも長い英文を見ているとワケが分からなくなってくるという方も多いでしょう。
長文の語句空所補充問題はそこまで力を入れても大した点数にはなりませんから、あまり気にすることもありません。
短文の空所補充問題をしっかり解いておけばそれなりに点数を稼げますから、そこでリカバリーするようにしましょう。
もちろん、しっかり学習して臨みたいのなら話は変わってきますが、苦手なセクションに時間をかけ過ぎて他の部分を勉強できなくなったとなると本末転倒です。
それほど勉強の優先度としては高くないと覚えておきましょう。
現在では英検よりもTOEICのほうが就職活動などでは有利に働くことが多い傾向にあります。
もちろん、英検一級などを取得していれば語学力のアピールもできますから、持っておいて損するということはないでしょう。
ぜひ頑張ってチャレンジしてみましょう。