オランダ留学で学んだこと
風車とチューリップ、自然が多く美しい街も多いオランダ、ここで留学を果たした経験をお話します。
オランダというと、風車、チューリップというイメージが強い日本人ですが、実はそれほどこうした風景を見ることもなく、森や畑、菜の花があったり、日本の田舎の風景とあまり変わりありません。
私のことを引き受けてくれたホストファミリーは、そんな片田舎に暮らす農家を営むご家族でした。
非常にフレンドリーで、人とコミュニケーションをとることがそれほどうまくない私に、特角積極的に話しかけてくれて、親類の方なども紹介してもらい、とにかくワイワイと非常に楽しい時間を過ごさせてもらいました。
英語禁止の世界、オランダ語オンリーの世界
5か国を話すというホストマザーがまず最初に行ったこと、それは、オランダ語オンリーで会話するということでした。
このルールはかなり辛いもので、最初の数か月は何をするにしても言葉が出てこない状態、どうすればいいんだろう?と思ったことを伝えることにひどく苦労し、学校でクラスメートと会話するのも辛い、いやだ・・・と感じることもありました。
でも少しずつ、語学力が上がっていき、オランダ語を聞き取れるようになり、また友人やホストファミリーの方々も、私が話を聞き、その答えを話すまでじっくり待っていてくれるということに気が付き、焦らずしっかり話をしようという気持ちにさせてくれました。
オランダの方々はみんな社交的で、どんどん話しかけてくるので、お店に行ってもどこに行っても最初は恐怖・・・だったのですが、そのうち、きちんと聞こう、できる限り返答しようという気になりました。
そうこうしている間に、少しずつオランダ語が話せるようになっていったのです。
生活の中で自然とオランダ語が入るようにしてくれた
農作業を手伝ったり、地元のイベントに参加するなど、色々なことでオランダ語を覚えるように時間を作ってくれたホストファミリーに感謝しています。
農作業、スポーツ、イベントなどを通し、生きたオランダ語を学ぶことができたのです。
学校の授業とは違い、楽しいと感じる時間の中で覚える単語、文節は、いつもよりずっと自分の中にインプットされたような感じがあります。
知り合いが全くいない、英語も日本語も通じない中でオランダ語を学ぶということは本当にきつく、ときにコミュニケーションが取れない・・・というときもありましたが、温かいホストファミリーのおかげで、本当に充実した留学の時間を過ごすことができたのです。
完全にオランダ語をマスターできたということはありませんが、聞き取りもしっかりできるようになったので、この先、また機会があればオランダのホストファミリーともとに、オランダ語の復習に行きたいと考えています。